2020年6月19日に、内閣府・法務省・経済産業省の合同で「押印についてのQ&A」(以下、「押印QA」という。)と題する文書が発表されました。
押印QAは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、企業がテレワークの推進を進める中、その障害になっている民間における押印慣行の見直しに向けた自律的な取り組みを後押しするためのもので、全5頁にわたり6つのQAが掲載されています。
今後、必ずしも文書上に押印がなくとも、メールなどの状況証拠の積み重ねでもよいと例示する押印QAが広く受け入れられ、押印慣行が見直された場合、監査実務においても影響が生じることが予想されます。